SUZUKI GSX1100S KATANA(Vol.26)

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写真(アングル別)

フィギュア付属の説明書

 レッドバロンバイク購入特典のフィギュアのうち最近のものでは、バイクの特徴や当時の社会情勢について記載された説明書が付属されている。面白いことが書かれているので掲載。

SUZUKI GSX1100S KATANA (2000 Final Edition)

永遠に色褪せることのない独創的なスタイリング、 根強い人気を誇る“名刀”の最終生産モデル。

 1980年ドイツ・ケルンショーで発表され、その芸術的なまでの美しいフォルムで世界中の注目を集めた「GSX1100Sカタナ」。

 ドイツ人デザイナーのハンス・ムートによる、日本刀をモチーフとしたあまりにも前衛的なデザインは、そのままの形で市販化されることはないだろうという一般的な推測を覆し、翌年に鮮烈なデビューを果たした。

 美しい外装に秘められたパワーユニットは、GSX1100E系のものを流用して最高出力111ps、最大トルク 9.8kg・mと当時最高クラスの実力を発揮、まさにバイクファンの憧れのモデルであった。

 日本では1982年から排気量750ccの 「GSX750S」を販売。そして国内の二輪排気量上限撤廃を受け、遂に1994年、ファン待望の「GSX1100S カタナ」の国内販売が開始されると、大ヒットとなる。

 2000年に発表された「ファイナルエディション」は、20年間にわたりロングセラーを続けた不朽の名車の最終モデル、 ブレーキ、車体フレームを強化し、チューブレスタイヤ、電動式パワーアシストクラッチを採用。さらに限定車ならではの仕様として、エンジンと足回りをブラックアウト、シリアルナンバープレートが取り付けられるなど、プレミアム感の高い演出が施されている。

 限定1100台の即時完売をもって生産を終了した今もなお、その人気は根強いファンに支えられている。

全長:2,250mm

全幅:740mm

軸距:1,515mm

乾燥重量:232kg

エンジン形式:空冷4サイクル DOHC/4バルブ 並列4気筒

ポア・ストローク:72mm×66mm

排気量:1,074cc

圧縮比:9.5:1

最高出力:95ps/8,500rpm

最大トルク:8.6kg-m/4,000rpm

レッドバロン