Kawasaki Z1300(Vol.24)

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写真(アングル別)

フィギュア付属の説明書

 レッドバロンバイク購入特典のフィギュアのうち最近のものでは、バイクの特徴や当時の社会情勢について記載された説明書が付属されている。面白いことが書かれているので掲載。

Kawasaki Z1300 (1978)

当時としては最大排気量を誇る1300cc 並列6気筒エンジンを搭載し、 1978年、ケルンショーにて華々しいデビューを飾ったオートバイがあった。

Kawasaki Z1300。

自らが生み出したZ1を超えるために、比類なき“世界で一番”の オートバイを造りたい。その想いを形にすべく、開発が始められたのは今から三十数年前のこと。当初、排気量としては世界最大だったハーレ一に肩を並べるべくZ1200として開発がスタートした。 機構としても他に類を見ない6気筒DOHCのレイアウトが与えられ、 1973年には試作エンジンが産声を上げる。このエンジンは後に 最高で130ps/8500гpmという驚異的な数字を叩き出す。

しかし、その位置付けをめぐっては内部でも大きな論議を呼んだ。

スーパースポーツにこだわるのか、それともツアラーとするのか。 だがこのハイパワーなエンジンに見合うだけの強度、信頼性を付加するためにはやはり巨大な車体が必要になる。開発が進むにつれ、 Z1200はハイスピードツアラーとしての道を歩み始め、1978年、 よりピッグに、Z1300としてついにその名を世に知らしめることとなった、以後10年以上もロングセラーを続け、Z1で得た「ビッグバイクのカワサキ」という地位を、不動のものにしたのである。

全長:2,335mm

全幅:840mm

軸距:1,580mm

乾燥重量:297kg

エンジン形式:水冷4サイクル DOHC/2バルブ 6気筒

ポア・ストローク: 62mm×71mm

排気量:1,286cc

圧縮比:9.9

最高出力:120ps/8000rpm

最大トルク:11.8kg-m/6,500rpm

レッドバロン