Kawasaki Z1000Z1-R(Vol.34)

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写真(アングル別)

フィギュア付属の説明書

 レッドバロンバイク購入特典のフィギュアのうち最近のものでは、バイクの特徴や当時の社会情勢について記載された説明書が付属されている。面白いことが書かれているので掲載。

Kawasaki z1000 Z1-R

続々と登場するリッターモデルのライバルに対抗すべく、78年に登場したZ1000ベースのヨーロピアンスーパースポーツ、Z1-R。

それまでのフラッグシップモデルZ1やZ900, Z1000とは、趣きの異なるカフェレーサースタイルの外装がおごられ、国産車としては初めてビキニカウルを標準装備。フロントタイヤには、19インチが主流の時代にフットワークを重視した18インチサイズが装着され、 その後のカワサキ車の主流となる多孔式ディスクブレーキやアルミ製7本スポークキャストホイールを初採用するなど、当時のリッターモデルが、大型車ならではの重量感を売り物にしていたのに対し、スリムで軽快なスタイルが与えられた。また、ビキニカウル内に燃料計や電流計を内蔵し、方向指示器にオートキャンセル機構を備えるなど充実した装備を誇った。性能面では、エンジンの基本ブロックを78年式・Z1000 (KZ1000-A2)と共有しながら、φ28mm 大径キャブレタ や大容量膨張室を持った4 in 1タイプの集合管の採用によって、最高出力はZ1000から7psアップとなる90psを発揮。 スペシャルモデルとしての差別化が図られた。

車名に「Z1」の二文字を復活させ、初期型・Z1を彷彿させるブラック基調のエンジン塗色を採用しながらも、直線を基調とした角張ったフォルムは、80年代の“角Z”に大きな影響を与えた。

全長:2,235mm

全幅:800mm

軸距:1,505mm

乾燥重量:246kg

エンジン形式:空冷4ストローク/DOHC2バルブ/並列4気筒

全高:1,295mm

ボア・ストローク:70mm×66mm

排気量:1,015cc

圧縮比:8.7:1

最高出力:90ps/8,000rpm

最大トルク:8.7kg-m/7,000rpm

レッドバロン