Kawasaki 750-RS(Vol.39)

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写真(アングル別)

フィギュア付属の説明書

 レッドバロンバイク購入特典のフィギュアのうち最近のものでは、バイクの特徴や当時の社会情勢について記載された説明書が付属されている。面白いことが書かれているので、掲載。

KAWASAKI 750-RS

パワフルで壊れない空冷4気筒DOHCエンジン。美しいメッキの4本出しマフラー。丈夫な鋼管ダブルクレードルフレーム。スタイリッシュな燃料タンク。足つきがよくクッション性に優れたシート。他のどれにも似ていない新時代のスーパースポーツとして1972年欧米向けに発売され、大ヒットとなった「900スーパー4 (Z1)」。

その成功を受け、日本国内でも販売を望む声が多かったが、「国内モデルは750ccまで」というメーカー間の申し合わせが成立し、事実上国内販売が出来なくなってしまった。そこでカワサキが開発した国内で販売できるナナハンのZ。それが「750RS (ロードスター)」、車両型式「Z2」であった。

エンジンは、Z1のシリンダーボアを単に縮小するのではなく、クランク・ シリンダー・コンロッドが一新され、ボア・ストロークともにショート化することで、746ccにスケールダウン。圧縮比を8.5から9.0に高めるなど、ナナハンならではの魅力を追求した専用セッティングが施された。

Z1の登場からわずか9ヶ月後の73年3月、ついに4ストローク4気筒のナナハンとして世界初のDOHCエンジンを搭載した「750RS」がデビュー。設計者が極限までこだわり、作り込まれたエンジンバランスはZ1以上とも賞され、発売と同時に爆発的な人気となり、国内の多くのライダーを魅了。現代においても、その魅力は色褪せることなく、 人気モデルとして君臨し続けている。

全長:2,200mm

全幅:865mm

軸距:1,500mm

乾燥重量:230kg

エンジン形式:空冷4ストローク/DOHC2バルブ/並列4気筒

全高:1,170mm

ボア・ストローク: 64mm×58mm

排気量:746cc

圧縮比:9.0:1

最高出力:69PS/9,000rpm

最大トルク:5.9kgf-m/7,500rpm

レッドバロン