HONDA CB750F(Vol.31)

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写真(アングル別)

フィギュア付属の説明書

 レッドバロンバイク購入特典のフィギュアのうち最近のものでは、バイクの特徴や当時の社会情勢について記載された説明書が付属されている。面白いことが書かれているので掲載。

Honda CB750F

不沈艦隊と呼ばれた耐久レースの王者、RCBの技術が注ぎ込まれた高性能エンジンと運動性能で一世を風靡した、まさに名車と呼ぶに相応しいモデル。

1970年代中盤から世界を席巻し、“不沈艦隊”と呼ばれた耐久レーサーRCB 過酷なレースシーンで培われたノウハウは、ニューモデルの開発にもフィードバックされていった。レーサーRCBの技術が注ぎ込まれたCB750Fが発売されたのは 1979年6月。1975年の免許制度改正によって、容易には大型二輪免許が取れなくなってしまった若者からは、まさに羨望の的となった。更に、オートバイブームの兆しが確実なものとなる80年代に入ると、販売台数は鰻登りになり、特に大型クラスにおけるCB750Fシリーズの登録台数は他を圧倒。

前後に長い燃料タンクからサイドカバー、空気の流れを感じさせるテールカウルへと至る流麗なラインが当時としては斬新で、オートバイ新時代を予感させる魅力を全身から放っていた。

日本での最終型となる1982年モデルは、ブーメランコムスターホイールを採用。 フロントは19インチから18インチに小径化され、リム幅を拡大した。また、フロントフォークには制動時の急激な姿勢変化をおさえるホンダ独自のトルク応答型アンチダイブ機構 (TRAC機構)を装備。リアサスペンションには高速連続走行でも安定したダンピング特性を発揮するリザーブタンク付FVQダンパーを装備するなど、高い質感と精悍な走りのイメージを更に強調したモデルとなっている。

全長: 2,180mm

全幅:800mm

軸距:1,515mm

乾燥重量:231kg

エンジン形式:空冷4ストローク/DOHC 4バルブ/並列4気筒

ポア・ストローク:62mm×62mm

排気量:748cc

圧縮比:9.2:1

最高出力:70ps/9,000rpm

最大トルク:6kg-m/7,500rpm

レッドバロン